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蛍光灯器具にLEDランプ、方式異なると出火の恐れ

 消費電力が少なく長寿命なために普及が進むLED照明で火災が相次いでいる。日本照明工業会は昨夏、3件の出火を確認。いずれも棒状の直管LEDランプを蛍光灯照明器具に取り付けていた。照明器具には複数の点灯方式があり、方式に合うLEDランプを付けないと火災が起きる恐れがあり、消防などが注意を呼びかけている。
                      

   昨年8月、東京都内で起きた火災で燃えたラピッドスタート形用の直管LEDランプ。スタータ形蛍光灯照明器具に取り付けられていた(日本照明工業会提供)

   火災は昨年7、8月、東京都内と横浜市で起きた。住宅や店舗兼事務所の照明器具から出火。いずれもぼやでけが人はなかった。

 蛍光灯照明器具には点灯方式の違いで大きく分けて「スタータ形」「ラピッドスタート形」「電子式」がある。蛍光灯や直管LEDランプにもそれぞれの方式に合わせたものがある。

 照明工業会によると、蛍光灯照明器具に方式が違うものを取り付けた場合、蛍光灯では出火の可能性はないが、直管LEDランプでは過剰な電流が流れ、最悪の場合火災が起きるという。白熱電球用の照明器具に電球形LEDランプを取り付けても、同様の事故につながることはない。

 事故を防ぐため、国内メーカー…
                  
                                             2017年5月11日15:40に朝日新聞から転載する